ホーム講師の講話を伴う勉強会令和6年度の活動結果

令和6年度の活動結果

「安全保障をめぐる国際宇宙法の動向」:講師 青木節子氏

 標記の題目で、慶應義塾大学大学院法務研究科教授・青木節子氏による1時間30分の講話の後、対面及びリモートの各参加者との間で質疑応答を30分行いました。
 
 
 講話の概要は、以下のとおりです。


1.日時:4月9日㈫ 15:00~17:00の2時間
2.場所:ホテルグランドヒル市ヶ谷2階「鼓の間」
3.参加者:メンバー13名(対面)、リモート参加者は多数
4.講話の主な内容
  西側諸国と中ロ等の諸国の宇宙安全保障をめぐる競争と対立を、国際宇宙法の観点から論じる。現代に続く問題の背景に留意しつつ、西側諸国の追求する「責任ある行動」と中ロの「宇宙兵器配備禁止条約案(PPWT)」をめぐる国連内外での対立、広義の安全保障問題といえる月の開発制度における対立などを扱う。
5.目次

 I 新たな宇宙活動主体の躍進、混雑する軌道、米中競争のゆくえ

 II 安全保障をめぐる現行国際宇宙法

 III  安全保障利用をめぐる喫緊の課題 

 IV 安全保障向上を目指す規範形成の動き
 結論に代えて

6.講話での使用資料
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〇講師のプロフィール
「青木節子(あおき せつこ) 慶應義塾大学法学部法律学科卒業。カナダ、マッギル大学法学部附属航空宇宙法研究所博士課程修了、法学博士号 (Doctor of Civil Law (D.C.L.) (1993年)。防衛大学校社会科学教室専任講師、助教授、慶應義塾大学総合政策学部助教授、教授等を経て、2016年4月以降、同大学大学院法務研究科教授。国際法専攻で特に、国際宇宙法、軍備管理・軍縮を専門とする。2013年-2023年、国際宇宙法学会(Institute of International Space Law:IISL)理事、副会長。現在、日本軍縮学会会長、日本国際法学会理事。株式会社スカパーJSATホールディングス社外取締役」

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