ホーム講師の講話を伴う勉強会令和5年度の活動結果

令和5年度の活動結果

「宇宙領域からみたロシア・ウクライナ戦争」:講師 福島康仁氏

 標記の題目で、防衛研究所政策研究部グローバル安全保障研究室主任研究官(2007年慶應義塾大学総合政策学部卒業後、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了。博士(政策・メディア)。日本国際問題研究所軍縮・不拡散促進センター研究員補、防衛研究所研究員などを経て現職)の福島康仁氏(専門は宇宙政策、宇宙安全保障)による1時間半の講話ののち、メンバー等との間で質疑応答を30分行いました
 なお、講師の
主な著書に『宇宙と安全保障―軍事利用の潮流とガバナンスの模索』(千倉書房、2020年)があります。
 
 講話の概要は、以下のとおりです。

1.日時:8月22日 15:00~17:00の2時間

2.場所:ホテルグランドヒル市ヶ谷2階「琵琶の間」
3.参加者:メンバー9名(対面)、リモート参加者は多数
4.講話の主な内容
(1)ロシア・ウクライナ戦争にみられる特色
(2)ロシア・ウクライナ戦争における宇宙の作戦利用
(3)ニュースペース時代到来の軍事的意味合い
(4)ロシア・ウクライナ戦争における宇宙の作戦利用(続)
(5)ロシア・ウクライナ戦争における宇宙利用を巡る攻防
(6)ロシア・ウクライナ戦争における宇宙利用を巡る攻防(続)
(7)戦争におけるスペース・パワーの価値
(8)台湾海峡有事への示唆

「ウクライナ侵攻におけるサイバー戦の考察」:講師 時藤和夫氏

 標記の題目で、株式会社日立製作所・ディフェンスシステム事業部顧問(2019年から航空自衛隊幹部学校客員研究員、2022年9月から日本サイバーディフェンス株式会社シニア・アドバイザー)の時藤和夫氏による1時間半の講話ののち、メンバー間の質疑応答を30分行いました。今回は、わが国における最近のサイバー攻撃のトレンドに触れ、現代ロシアのサイバー戦について2007年のエストニアへのサイバー攻撃からウクライナ侵攻に至るまでの流れを考察し、2022年末に策定された戦略3文書による防衛力整備の方向性と課題について纏めていただきました。講話の概要は以下のとおりです。

1.日時:4月25日 15:00~17:00の2時間
2.場所:ホテルグランドヒル市ヶ谷2階「琵琶の間」
3.参加者:メンバー等10名(リモート参加者を含む)
4.講話の主な内容
(1)最近のサイバー攻撃
(2)現代ロシアのサイバー戦
(3)ウクライナ侵攻の様相
(4)考察
(5)防衛力整備
(6)今後の課題
  〇防衛力整備の着実な履行
   ・運用・後方部門との連携
  〇ドクトリンの整備
   ・サイバー戦、情報戦
  〇早期戦力化(オペレーション態勢の確立、訓練・演習等)
   ・キル・チェーンの確立
  〇官民連携の強化
   ・産官学の連携
  〇情報通信関連技術及びサイバー関連技術動向への追随
   ・QUIC、intenet2、ChatGPT、クラウド技術など



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