ホーム基地等巡り令和7年度

令和7年度

串本分屯基地44年ぶりの訪問:令和7年6月5日㈭~6日㈮(報告者・福江広明)

1 全般
  6月5日及び6日の二日にわたり、和歌山県串本町須江に所在する串本分屯基地を訪問しました。44年前に防大卒業後、幹部候補生学校(奈良県)に入校中に部隊実習(昭和56年6月)した初めての部隊です。画像にある私服の2人はその時候補生(階級は空曹長)でした。
  ほぼ半世紀経った今、青春時代の原点探しのために事前立入申請して今回の訪問が実現したものです。
  スライド画像(上の2枚)はその際、基地内施設見学などでお世話になった現在勤務にある第5警戒隊の隊員さん(玄関前の画像で右から寺崎隊長、尾上副隊長、准曹士先任。片手を開いているのは第5警戒隊を意味する”ファイブ”です。「ストップ・フォト」ではありません。
  ちなみに6日の昼食メニューは「空自空上げ」でした。アメージングな味付けで完食でした!ありがとうございました。


2 初日と2か日目の見学内容

□初日
 ・1500に基地到着→寺崎隊長表敬→隊員さんへの講話(1時間ほど)→1700過ぎ離隊
 ・講話の概要
  〇串本分屯基地44年ぶり訪問の理由
  〇昭和50年代後半と現代の自衛隊を取り巻く環境の差等
  〇定年退職後の自衛隊に対する想い
  〇自衛隊員の矜恃、任務の遣り甲斐など
□2か日目
 ・1130に基地到着→基地内幹部食堂にて会食→基地内主要施設の見学→1400過ぎ離隊
基地庁舎前にて記念撮影
基地庁舎前にて記念撮影(植村3曹おすすめのポーズ)
予定メニューのカレーライスを特製空上げ(からあげ)に変更
隊員食堂内に設置された紀州梅空上げのリクエスト看板

串本分屯基地44年ぶりの訪問:令和7年6月5日㈭~6日㈮その2

宿泊先からの眺め(橋杭岩方向の朝日)
橋杭岩(はしくいいわ)
トルコ軍艦遭難慰霊碑
潮岬灯台

静浜基地開放行事等:令和7年5月25日㈰

1 全般

 令和7年5月25日㈰、静岡県焼津市に所在する静浜基地において、「静浜基地開放行事」が開催され、関連イベントの見学、意見交換会に参加しました。T4練習機墜落事故により搭乗員2名の死亡等にかんがみ、当初「静浜基地航空祭2025」とされていました基地行事名を「静浜基地開放行事」に変更された。予報では雨天でしたが、当日は雨は上がり、やや風が強いものの、会場上空のフライト及び地上展示には大きな支障はなく、無事の開催となったようです。ただし、T4による航空事故及び美保基地での隊員の地上事故の関係から、予定されていた機種のうち、いくつかは中止となりました。

2 展示内容:1000~1330

  • 飛行展示:T-7、U-125A、UH-60J、F-2、F-15、静岡県警ヘリによる飛行展示
  • 地上展示:航空機展示、装備品展示、譲渡「警備犬」公開
  • T-7jr編隊走行展示
  • 写真撮影:T-7記念撮影

3 意見交換会:1310~1440

 宮川基地司令の挨拶の中には、重大な航空・地上の各事故が発生し、その対応が継続している最中にあって、静浜基地の開放行事を実施すべきか否かでかなり苦慮されたこのお言葉がありました。それでも平素から多大な協力支援並びに任務遂行に対するご理解をいただいている関係自治体及び周辺住民の方々へのお礼とさらなるご理解を考慮して開催することを決意したとの言葉が印象的でした。もちろん開催にあたっては、本来であれば祝賀会として案内すべきところを、基地の発展・繁栄にかかる建設的な意見交換に努める場として、また死亡隊員への哀悼の意を表するため飲酒の行為を控えるなどの配慮があったことは言うまでもありません。基地行事に伴う各種業務に従事する基地隊員が、こうした基地司令の強い思いを受け止め、節度をもって活動する姿に感激した次第です。

傷浜基地開放行事意見交換会において挨拶する宮川知己基地司令

静浜基地開放行事等:令和7年5月25日㈰その2

基地内資料館(芙蓉部隊展示室)で配布された芙蓉部隊パンフレット(表)
基地内資料館(芙蓉部隊展示室)で配布された芙蓉部隊パンフレット(裏)
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